- 2011.07.04
たまには。
たまには、現場の話をしましょう。(^^)
仕事をしていない人だと思われそうですからね。(^_^;
今日は、先日着工した現場の基礎のコンクリートを打設作業がありました。
何に?
「それは、雨と気温です。」
とくに雨はコンクリートの性能に影響を与えてしまいます。
コンクリートは、空気、水、セメント、骨材からできています。
その一つ一つに基準が設けられています。
これらの材料を混ぜてコンクリートを造ることを調合すると言いますが、この調合の三大目標は、「強度、耐久性、施工性」です。
とりわけ水の量がコンクリートの性能に大きく影響します。
ちなみに、単位水量が決められていて、生コン1?あたり水は185L以下とします。
施工性が得られる範囲で可能な限り小さくするのが良いのです。
一般的には、いかに単位水量を減らすかが重要なポイントになるのです。
ですから、コンクリートの打設中に雨が降ってくると単位水量が増えてしますのです。(‘_’)
それでは、なぜ良くないかというと、「コンクリート材料の分離、ひび割れ」になるのです。
水によりコンクリートの材料が分離するのはなんとなく想像できると思います。
それでは、「ひび割れ。」です。
ひび割れには、二つあって、「施工中にできるものと、施工後の硬化していくうえでできるもの。」があります。
施工中のひび割れは、左官屋さんが鏝でなでることで抑えられます。
問題は、施工後です。
コンクリートが硬化するときには水和熱が出ます。この水和熱と、気温により急激な表面乾燥がおこります。
ですから、施工後は、コンクリート表面から急激に水分が発散しないように散水することでひび割れが起こないようにしてやることが大切になります。
では、なぜひび割れが良くないかと言うと、「言わずと知れていますね! 割れるからなのです。」
割れれば、コンクリートは弱くなるし、割れた箇所から水が入れば鉄筋が錆びて膨張することでさらに割れます。
冬場は、割れ目に水が溜まれば凍ります、水が凍ると膨張するのでまた割れます。
しかし割れないコンクリートを施工することは非常に難しい!
ですから、割れないようにする努力と情熱が必要なのです。(^^)
すみません。少し力が入りすぎました。(゜_゜)
疲れた頭をリフレッシュしましょう。(^^)
http://www.youtube.com/watch?v=pCTMrR5-vPA&feature=related
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