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  • 2018.11.07
  • よく聞かれる質問、その1~断熱材~

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みなさまお疲れ様です。

今日は事務所に出たり入ったり、お客様のところに行ったりと何となく慌ただしかった日でした。

やっと一日の業務も終えてパソコンに向かっています。

事務所で一番落ち着く時間帯です。

そんな、ホットしていると・・・先日事務所にお越しになったお客様との話を思い出しました。

 

お客様から、「会津デザイン工房さんでは、断熱材は何を使ってますか?」との質問です。

 

そのお客様は、もうすでに数社のハウスメーカーさんを廻られていたようで凄くいろいろご存知でした。

そして最後に行きついたのが当社のようです。

行く先々でいろいろなことを言われてきたらしく何がいいのか全く分からなくなってしまったご様子でした。

ハウスメーカーさんはおのおのでいろいろ使ってますからね。

この質問は、ほとんどのお客様から聞かれると思います。

 

弊社で使っているのは、グラスウールです。

具体的に言うとパラマウント硝子さんの高性能グラスウールです。

 

どうもハウスメーカーを廻られてこられた方には、グラスウールは性能が悪いと思われているようなんです。

ちょっと専門的な話をすると・・・断熱材には、いくつか種類があるのですが、大きく分けると繊維系と発泡プラスチック系に分かれます。

ハウスメーカーさんでは発泡系のものを使われるところが多いような気がしています。

僕が思うに隙間ができにくく施工にムラが少ないために管理(マニュアル化しやすい)しやすいために採用していると思われますです。

しかし値段が高い。

一方グラスウールは歴史もながく大工さんにもなじみがありますが、隙間・ムラが出やすいところがあります。

が、値段は手ごろ感が高いです。

私どものような工務店では、沢山の大工さんで施工するわけではないのでムラなく施工してもらっています。

となると何が違うのか・・・それは性能なんです。

この性能が、お客様が迷宮に入れられてしまう諸悪の根源なんですよ。

性能にもいろいろありましてですね。

 

俗に言う断熱性能とは、熱伝導率のことを言います。

この数値は小さいほど熱が伝わりにくい・・・つまり性能が良いとなるのですよ!

ここが落とし穴なんです。

 

本来は、熱抵抗値で判断すべきなんです。

住宅の省エネ基準の最新版H28年の基準を見ていただければわかります。

参考までに、会津若松ですと、天井で4.0、壁で2.2、床で2.2です。

弊社の標準は、天井で5.6、壁で2.8、床で3.25です。

ご希望であればもっと性能を上げています。(付加断熱とかダブル断熱と言っています。)

この数値が大きいほど熱を伝えにくいと言うことで性能が良いとなります。

熱抵抗値はですね・・・熱抵抗値=断熱材の厚さ÷熱伝導率 なんです。

わかりますか!!!

つまり同じ熱抵抗値だとすると断熱材の厚さを厚くすると同じ性能になるのです。

じゃ、同じ厚さだとどうなるのさ!

それは熱伝導率が小さい断熱材の方が高性能になりますね。(^^;

じゃじゃ、同じ厚さの断熱材にするとどうなのさ!

値段が、とっても高くなりますです。

 

ホームページにもうたっていますが、値段のかけどころなんですね。

ちなみに、

高性能グラスウール105mmだと熱抵抗値2.8

押し出しポリスチレンフォーム50mmだと熱抵抗値1.8

高性能フェノールフォーム35mmだと熱抵抗値1.6

です。

 

僕的に言うとですね、断熱材に高価なものを使うのであればサッシにその分お金をかけた方がいいと思います。

 

ウーム、久しぶりに建築の話をブログに書くのも楽しいね。

次はその2で、なぜグラスウールを採用しているかをご紹介しますね。

それでは皆様また明日お会いしましょう。(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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