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  • 2011.02.18
  • 取材

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昨日、「東町の家」の取材を受けました。

東町の家は、壁に断熱材を20cm、屋根に23.5cm、基礎に10cmの断熱を施しています。

断熱材は、グラスウールという素材のものです。

このグラスウールは、安い・燃えない・シロアリが食べないなどの良いところがあります。

東町の家では、壁に10cm+10cm=20cmとしていますが、外側の10cm分をモニターとして提供を受けています。

なんと、この工法は県内初だそうです。

「そんなに必要なのか?」と思いますよね?

僕も最初はどのくらい効果があるのかなと思いもしました。

ここで少し数値の比較をしましょう。

この東町の家の性能は、次世代省エネ基準で「等級4」です。

Q値(建物からどのくらい熱が逃げていくかの値)で1.3です。

Q値=1.3とは、北海道の住宅Q値=1.6よりも良いのです。

ちなみにここ会津ではQ値=1.9で次世代省エネ基準をクリアします。

会津若松市だとQ値=2.4で基準を満たします。

この数値のさがどのくらいのものかが問題なのですが・・・

計算上は、南会津田島のこの70坪の家と会津若松市の40坪の家のエネルギー消費量が同じになります。

 

今回の取材は、この計画が実際にはどうだったのかということを踏まえてのものです。

 

建主さんにもご協力していただきました。

南会津の1月はとても寒かった-16℃なんて日もあったりしました。

奥様には喜んでもらえるし、何よりうれしかったことは、「お爺ちゃんがトイレに起きる回数が減ったこと。」です。

低体温は免疫力が落ちるらしいく、このお宅のように家の中に温度差がなく快適なお宅では体温も高く保たれるでしょう。

高断熱住宅では風邪をひきやすいと言う人もいますが、免疫力が上がればそんなことは無い!

むしろ健康になるのです。!!

そういった意味でも健康住宅だと確信しました。

気になる燃費はというと計画よりもオーバーしました。

このお宅の計画は、1日あたり9Lの灯油を消費する計画でしたが11Lです。

ひと月にドラム缶1本くらいですか!

ちょっと多い気もしますが、自分の家と比較すると少ないことに驚きます。

自分の家は野原で焚火をしているようなもので、ストーブを消すとすぐ寒くなってしまいます。

東町の家は室温の低下が高断熱のおかげで緩やかです。

ほんと羨ましい。(゜-゜)

200mm断熱はお勧めです!!!

 

 

 

 

 

 

 


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